花追い人のホームページ    タイ写真紀行 −伝統と発展のはざまで−
(2007.5.1 up)

21.ワット・スタット(1)

[2006年7月10日(月)](その3)



街角(バンコック市内)
街角(バンコック市内)

高速道路網が張り巡らされて、真新しい乗用車が溢れている一方でバンコック市内の普通の街角はこんな感じだ
汚い・貧しいという感じよりも、発展の真っ最中という感じで街の人々の表情は明るい
ある意味で現在よりも将来に人々は生きている



仏具商(バンコック市内)
仏具商(バンコック市内)

一方で、過去からの文化・伝統・仏教を大切にして生きていることを
町中にたくさんある仏具商の充実振りから伺うことができる



交差点(バンコック市内)
交差点(バンコック市内)

車がどんどん普及してゆく中、人力で重いものを運搬するというのもまだまだ生きている
自動車用に広く設計された交差点との対比が際だっている



拝観料金(ワット・スタット) 狛犬(ワット・スタット)
拝観料金(ワット・スタット) 狛犬(ワット・スタット)

ワット・スタットはラーマT世によって建立された寺院
完成まで27年を要したという



仏像群(ワット・スタット)
仏像群(ワット・スタット)

寺院の伽藍(がらん)は中央部に礼拝堂があり、その周囲を回廊が囲んでいる
回廊には一部は金色の、そして他では黒く塗られた仏像が並んでいる



少年僧(ワット・スタット) 少年僧(ワット・スタット)
少年僧(ワット・スタット) 少年僧(ワット・スタット)

回廊に並んだ仏像に沿って少年層が座禅を組んで修行をしている
信心深いこの国では男性のほとんどが生涯のうちの一定期間を僧侶として過ごすが
そういう一定期間というのはこういうところで修行しているということだ
文化とは歴史的な建造物などのことばかりではなく、人々の生き方の問題であるということだ



寺院(ワット・スタット) 寺院(ワット・スタット)
寺院(ワット・スタット) 寺院(ワット・スタット)

伽藍中央部の礼拝堂の美しいことがこの寺院の大きな特徴だ
われわれの感覚では寺院というのは歴史的建造物という色彩が強いが
ここではそれだけではない
歴史的な寺院ということではなく、今なお宗教的な施設であるということだ



回廊(ワット・スタット)
回廊(ワット・スタット)

スケールの大きさを現すために何カットか魚眼レンズを使用して撮影している
伽藍配置・回廊・礼拝堂の内部などである



拝礼者(ワット・スタット) 拝礼者(ワット・スタット)
拝礼者(ワット・スタット) 拝礼者(ワット・スタット)

礼拝堂に入ってみて、荘厳な雰囲気に感動した
大勢の人が、真摯に、しかし、極めて日常的な雰囲気で僧侶の声に続いて声を揃えていた
信仰すること、生きること、我々が失ってしまったもの、それはいったい何なのだろう



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