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シナマンサクと落ちツバキ−皇居東御苑(2) (2005. 3.15 撮影)
(2006. 3.13 up)




落ちツバキ(皇居東御苑)
落ちツバキ(皇居東御苑)

首から落ちるから縁起が悪いなんていうのは真っ赤な嘘
この花ほど、落ちた時にも風情が感じられる花は無い
潔さで武士階級から愛された花である



ウツギ(皇居東御苑)
ウツギ(皇居東御苑)

ウツギというと、ハコネウツギやタニウツギなどのスイカズラ科の植物を思い出す方が多いが
ウツギ(別名:ウノハナ)というのはユキノシタ科に属する全くの別物
他にもドクウツギ科とかフジウツギ科とかにウツギの名をもつ植物がある
実はウツギというのは「空木(うつぎ)」の意味
材(ざい:木部)の真ん中が中空になっている樹木の総称なのである



タケの秋(皇居東御苑)
タケの秋(皇居東御苑)

春になるとタケノコを育てるために親であるタケは栄養を与えるため
葉が紅葉したように枯れてくる
この様子を俳句の世界では竹の秋と呼ぶらしい
つまり、「竹の秋」というのは春の季語なのだ



シナマンサク(皇居東御苑) シナマンサク(皇居東御苑)
シナマンサク(皇居東御苑) シナマンサク(皇居東御苑)

シナマンサクは都内近郊で比較的どこでも見られる木のひとつなのだが
その中でも大きさ・樹形・花付きなどで筆頭にあげられるのが皇居東御苑のものである
まだ花が少ない時期でもありこの木に花が咲くと何回でも足を運んでみたくなる



シナマンサク(皇居東御苑)
シナマンサク(皇居東御苑)

そう、これが皇居東御苑のシナマンサク
枝の密度、花の大きさ、花の密度、・・・
都内近郊で私の知る限りではこれに勝るシナマンサクは無い



サツキ(皇居東御苑)
サツキ(皇居東御苑)

シナマンサクの坂を登ると、本丸のある庭園になる
広大な芝生のあるとてつもないスケールの庭園と言っていいだろう
そこの、見事に手入れをされたサツキの刈り込みだ



落ちツバキ(皇居東御苑)
落ちツバキ(皇居東御苑)

ここの芝生の上に一本のヤブツバキ
下がきれいに手入れされた芝生ということもあるのだろうが
この落ちツバキが毎年美しい
落ちツバキなのだから多少は傷んでいるのは当然だが
それでも、比較的傷みの少ないものを探して広角レンズでぐぐっと寄る
バックにできるだけたくさんのヤブツバキと少し遠くの樹木を入れてみた



落ちツバキ(皇居東御苑)
落ちツバキ(皇居東御苑)

咲いている花と落ちツバキを同時に画面に入れるという撮り方は比較的珍しいかも知れない
思い切り背伸びをして極端なアングル(水平との角度)をつけなければならない
もちろん広角レンズの効果がよく現れることになる



ウメ(皇居東御苑)
ウメ(皇居東御苑)

白梅を真っ暗なバックを使って撮影してみる
まだ寒いうちに咲くウメという感じと春の暖かさみたいなものを同時に感じることになる



ヒメオドリコソウ(皇居東御苑)
ヒメオドリコソウ(皇居東御苑)

地味なのだけれど、やはり春の使者が見られるのは嬉しいものだ
そのうち、どこもかしこもヒメオドリコソウでいっぱいになると嫌われ者になるのだろうけれど



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