花追い人のホームページ 都内お花事情
向島百花園のワスレナグサ (2005. 6. 6 撮影)
(2006. 6.21 up)




ワスレナグサ(向島百花園) ワスレナグサ(向島百花園)
ワスレナグサ(向島百花園) ワスレナグサ(向島百花園)

花菖蒲の堀切菖蒲園から向島百花園というのは案外近いと言うことが判った
東武東上線に乗るとあっという間だし、もちろん距離的にもたいしたことはない
(この文章は前回の「都内お花事情」の「堀切菖蒲園の花菖蒲」から続いています)



ユスラウメ(向島百花園)
ユスラウメ(向島百花園)

それに関連して思い出したが
向島百花園というのは江戸時代からの名園である
それも、ここ以外のほとんどの名園が大名庭園をルーツとしているのに対して
向島百花園は江戸時代の町人の庭園をルーツに持っている



ザクロ(向島百花園)
ザクロ(向島百花園)

つまり、堀切菖蒲園は江戸時代の園芸文化のルーツであり
向島百花園は江戸時代の町人文化のルーツとなっているということだ



モチノキ(向島百花園)
モチノキ(向島百花園)

地理的、交通的に近いと言うことだけではなく
江戸時代の文化に根差しているということでも両者は近いということになる



墨田の花火(向島百花園)
墨田の花火(向島百花園)

そういえば、堀切菖蒲園で感じる雰囲気と向島百花園のそれにも共通点がある
それは大名庭園をルーツにするところや、現代の公園緑地をルーツにするところののいづれとも異なった雰囲気だ
やや雑然とした、それだからこそ、肩の凝らない雰囲気というか
気取らない雰囲気というか
そんな庶民的な何かなのである



ヤエドクダミ(向島百花園)
ヤエドクダミ(向島百花園)

実は武士階級よりも経済的にも文化的にも豊かなのに、
決して武士階級より偉そうに見えてはいけないという控えめさを持ちながら
文化へのこだわりは世界の最高峰を目指している



カルガモ親子(向島百花園)
カルガモ親子(向島百花園)

それに引き替え、喰うに困らず平和に暮らせる現代の人たちは何を目指しているんだろう
そろそろ豊かな生活以外のものを目指してもいいんではないだろうか



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