4.喜多方−会津うるし美術博物館
[2005年 7月 1日(金)](その4)
 |
のれん(喜多方−会津うるし美術博物館) |
さて、らーめんと蔵の町、喜多方の散策はつづく
旅に出るとどこででも見かける、民家を転用した小さな美術館や博物館
どこにでもあるのだが、いづれもその土地の産業や文化を反映していて面白い
あまり予備知識はないのだが、喜多方はらーめんと蔵の町というだけでなく
うるしという産業を持っていたのだろう
 |
下駄の根付け(喜多方−会津うるし美術博物館) |
根付けとは、江戸時代に印籠や巾着、煙草入れなどの提げ物を帯にぶらさげるため、紐先に結わえて使用する滑り止め
芸術品の域まで発達した日本独自の小さな細密工芸彫刻のことだ
今風にいうのなら携帯ストラップといったところ
下駄の形をしているということは、下駄もこの地の産業であると言うことに違いない
 |
びょうぶ(喜多方−会津うるし美術博物館) |
金のびょうぶにうつる灯をかすかにゆする春の風
すこし白酒めされたかあかいお顔の右大臣
もちろん、金屏風と漆は深い関係だ
金箔を屏風に貼り付けるのにも、金屏風に蒔絵を描くのも漆があればこそ
 |
二階への階段(喜多方−会津うるし美術博物館) |
民家から転用されたということがこんな階段が表している
そもそも、この部屋全体が漆喰の蔵の中に納まっている
蔵の町、喜多方の旧民家の様子がよく分かる
 |
民家(喜多方) |
会津うるし美術博物館の見学コースにいるのだが、一旦建物を出て、
数件の民家を通過して、再び元の建物に戻るようになっている
そういう訳で、この民家は展示物とは関係ないのだが
とても歴史を感じさせる
 |
桶(喜多方−会津うるし美術博物館) |
民家を転用した博物館・美術館では
どこかに民家にあったものが残っていることがある
特に展示を意識しないようなものでもあるが
案外、そんなものがその土地の産業・文化を感じさせてくれる
 |
のれん(喜多方−会津うるし美術博物館) |
これも、そんな暖簾なのだろう
古くて汚れているが興味深い
 |
作りかけの下駄(喜多方−会津うるし美術博物館) |
なにかと思ったら、作りかけの下駄であった
但し、制作途上というよりは、作りかけで何年もほおって置かれたという感じだ
やはり、喜多方と下駄には関係があるんだ
と思って、検索エンジンを使うと、会津桐下駄というのがたくさんヒットする
 |
土産物(喜多方−会津うるし美術博物館) |
博物館・美術館の常として、見学コースの最後は土産物を売っている
ここではお茶を出してくれて、いろいろ試食が出来る