17.出羽三山姥ヶ岳の高山植物(2)
[2005年 7月 3日(日)](その5)
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山頂にて(姥ヶ岳) |
姥ヶ岳山頂付近の高山植物散策は続く
晴れ渡った空にはむしろ局地的な霧がきれいに目立ってくる
霧とはもともと雲と同じもので、自分の居る地面に近いものをいうのだそうだ
つまりは足許から雲が出来ていると言うこと
ということは、足許の地面に降り注ぐ太陽の光が強くて上昇気流が出来ているということになる
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ウサギギクて(姥ヶ岳) |
小さい子に「お花」の絵を描かせるとこんなイメージの絵を描くかもしれない
つまりは、特定の花ではなく一般的に花と言ったときに思い浮かべるイメージに一番近い
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ミヤマウスユキソウて(姥ヶ岳) |
映画「サウンドオブミュージック」を持ち出すまでもなく
アルプスの名花エーデルワイスは有名だ
日本はエーデルワイスに近いウスユキソウの仲間が豊富に存在するが
そのなかでも最もエーデルワイスに近いと言われるのがミヤマウスユキソウである
つまり標高の高いところだけに咲く高嶺の花ということになる
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ヨツバシオガマ(姥ヶ岳) |
地上の植物園などでは絶対に見られない
高山では比較的普通の花でもある
何を好きこのんでこんなに過酷な環境ばかりで暮らしているんだろう
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真夏のスノーボーダー(姥ヶ岳) |
姥ヶ岳は山頂付近だけが雪が無くて
どちらかに少し下ると夏なのに目一杯の雪である
その雪で夏スキーや夏スノーボードを楽しむ人が多い
この写真、雪とスノーボーダーが写っているだけなのだが光が明らかに夏になっている
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夏スキー(姥ヶ岳) |
どこにもリフトが無いからダウンヒルのような滑り方は出来ない
少し登っては少し滑るというのを繰り返している
どちらを見ても絶景といえる眺望の中で滑るスキーは気持ちがいいだろうな
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夏スキー(姥ヶ岳) |
雪の上のスキーヤー達が豆粒のように写っている
つまりはこれだけの大空間を独占していることになる
気持ちがいいに決まっている
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コバイケイソウ(姥ヶ岳) |
少しのアップダウンがあって、登ると雪がなくなって下ると雪になる
逆転のような標高差を楽しんでいる
山並みの展望とコバイケイソウの群落がよく似合う
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イワイチョウ(姥ヶ岳) |
目立たないような小さな花が登山道の横にひっそりと咲いている
花よりもイチョウ型の葉が目立つのはイワイチョウという
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チングルマ(姥ヶ岳) |
風でそよぐのはチングルマの実のようだ