21.山形市野草園(2)
[2005年 7月 3日(日)](その9)
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クガイソウ(山形市野草園) |
山形市野草園の散策が続いている
一カ所から数枚(3枚以上)の葉を出すことを輪生という
(1枚なら互生、2枚なら対生という)
輪生のものが何段も重なる事から、お寺の五重塔の屋根に付いた九蓋(くがい)に因む名が付けられた
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シモツケソウ(山形市野草園) |
群生での満開、実にあでやかであった
シモツケソウのシモツケは栃木県の古名である下野(しもつけ)に因むもの
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アカショウマ(山形市野草園) |
一瞬シモツケソウと似ていると思ってしまうが
これがまるで別物のアカショウマ
アカショウマはユキノシタ科のチダケサシの仲間
バラ科のシモツケソウとは縁(えん)も縁(ゆかり)もない
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スモークツリー(山形市野草園) |
野草園の玄関には、今見頃の花、みたいな掲示板があった
そのなかにスモークツリーが記載されていた
あんなに地味な花がこの手の掲示板に載ることもあるのかなと思っていたのだが
現物を見てあっさり考えが変わった
スモークツリーでもこんなに見事なものがあったのかとビックリである
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ハマヒルガオ(山形市野草園) |
植物園としての展示植物なのか、どっこい生きてる野生のものなのか判別できない
それくらいさりげない登場であった
但し、この辺りは海に近いと言うことはないので本来、浜に咲くハマヒルガオが自生しているとも思えない
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ミソハギ(山形市野草園) |
お盆に飾る花は地方によって微妙に異なっている
地方によってその時期に咲く花が異なるのだからやむを得ない
関東では盆花として知られるミソハギなのだが
この地方でも盆花として使われるのだろうか
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オオハンゴンソウ(山形市野草園) |
ちょっと野草という感じはしない
オオハンゴンソウというよりもルドベキアと言った方が通りがいいのかも知れない
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ムシャリンドウ(山形市野草園) |
リンドウとは縁(えん)も縁(ゆかり)もないがムシャリンドウの名を戴いている
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ハコネウツギ(山形市野草園) |
紅白2色の花というのではなく、
白く咲いて、後に赤く変わる
なんのために色が変わるのだろうか
興味は尽きない