23.蔵王ロープウェーと高山植物(1)
[2005年 7月 4日(月)](その1)
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蔵王ロープウェー |
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蔵王ロープウェー |
今回の旅行の最終日の最後の目的地は蔵王
網の目のように走るロープウェーのひとつに乗って高山植物を満喫したいということであった
ところがあいにくの雨でやや戦意喪失気味の散策となってしまった
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ウラジロヨウラク(蔵王) |
雨の中というのは植物にとってはむしろ輝くときなのかも知れない
それなりの美しさを発見することもあるのだが、やはり人間側の気分がいまひとつということになる
いっぱい水滴をつけたウラジロヨウラク、美しかったよ
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サラサドウダン(蔵王) |
口紅をつけたように先端部分だけが赤くなる
よく見ると一様に赤いのではなく繊細な縞模様状の赤ということだ
その繊細さに対応して更紗(さらさ)という繊細な名を冠している
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ハクサンチドリ(蔵王) |
高山植物の定番であるハクサンチドリというラン科の花が見事満開になっている
雨でいつもよりいっそう色が鮮やかに見えるようだ
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ヨツバムグラ(蔵王) |
ほとんど人目を引くと言うことのない小さな花だが
これで高山以外で見かけることはないから高山植物といっていいのだろう
ヨツバムグラの名は葉が4枚の雑草という感じにちかい
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ハイマツ(蔵王) |
花粉の色なのだろうか
松の花なのにピンクというのはなんというお洒落なんだろう
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雨の木道(蔵王) |
雨のなかでカメラのレンズを濡れたままにして撮影するとこんな風に水滴一杯の写真になる
シャープな写真を撮るのだったら絶対に水滴をきれいに落とさなければならないのだが
雨の雰囲気をというのだったらあえてそのままで撮影するということだってありだ
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雨の湿原(蔵王) |
池の中からアシのような植物が顔を出したところだ
雨は弱くなるどころか強くなる一方だ
この辺で足の方向を帰路側に向けることにする